ロングトーン(併せてブレスとチューバを吹く時のポイント)楽譜付き 中編:ブレス
2015/06/21
前回は、以下の譜例と共に、ロングトーンを練習する時に気を付ける事を
何点かあげて説明してみました。
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今回は、前回のロングトーンの内容をふまえながら
ブレス(息を吸う事)について説明したいと思います。
ブレス=良い演奏をするための「燃料」
良い音質で、良い演奏するには、良いブレスが必要です。
よく例えられますが、ブレスは車でいうところの「燃料」です。
どんなに良い車、高級車でも燃料が良くなければ力を発揮できませんし
何よりも燃料が足りなければ、走ることすら出来ません。
で、どのような燃料が良い燃料=良いブレスなのか
次で少し考えたいと思います。
「深いブレス」を心がける。
管楽器を演奏する際に良い燃料となるのは
「深いブレス」です。
今は急がず、ゆったりとしたブレスで構いません。
ロングトーンの譜面にもある通り、私の場合は1小節ブレスの場所を設けています。
(急いで吸う練習については別途、日を改めて記事を作りたいと思います)
深いブレスがイメージとして湧かない方もいらっしゃると思います。
その場合は、一度、鼻からゆっくりと息を吸ってみて下さい。
鼻から吸う事で、ゆっくりとした、暖かい息を吸うことが出来、
より「深いブレス」を経験できるかと思います。
では、今度、口から息を吸ってみましょう。
ここでポイントになってくるのは、深いブレスが撮りやすいように
口を「ほー」っと言ってるような、口にすることです。
口の感じが分らない!? その時は実際に(恥ずかしがらず)
「ほー」
と言ってみましょう。そう、その形です(笑)
それで今度は息を吸ってみましょう。深く息が吸いやすくなったかと思います。
“悪いブレス”も、経験のためにやってみる。
逆に一度、”悪いブレス”もやってみましょう。
今度は、「ヒー」と言う口の形で息を吸ってみましょう。
某有名芸能人が、引き笑いする時にする、あれです(笑)
(イメージが付かない方は、こちら)
実際にやってみると、いくら頑張っても息が沢山吸えなくて、
しかも、ブレスが浅くなってしまう様子を体験できるかと思います。
落ち着いている時は、このように自分がどんなブレスをしているのか
分かりやすいのですが、案外、演奏中や難しい練習曲を練習している時は
「ヒー」に近いブレスをしていることも…普段の練習で良いブレスを
身に着けてしまいましょう!
・・・さて、気が付くとブレスの事だけで
盛りだくさんの内容になってしまいました…ごめんなさい。
次回、後編で「チューバを吹く時のヒント」として
チューバを吹く時に大切な息の使い方について説明します。
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