すごい熊を見つけた:シカゴ交響楽団「ペトルーシュカ(1911年版)」
2017/10/22
もしかしたら最強にパワフルな熊かも…
・シカゴ交響楽団:ペトルーシュカより、チューバのソロ「熊を連れた農夫」の部分
ストラヴィンスキーが作曲した「ペトルーシュカ」という、元々は
バレエ音楽の為に作られたオーケストラ作品があるのですが、編成が大きく
オーケストラレーションにも富んでいる事から、チューバだけでなく様々な管楽器に
見せ場があり、私自身、大好きな曲の一つです。
また、この曲の後半には「熊を連れた農夫」という場面があり、
チューバのやや長いソロが出てくることでも有名です。
(農夫の笛を模した、掛け合いのクラリネットも味があります!)
チューバにとっては、少し高めの音域のソロ
この「いかにも熊感たっぷりのソロのメロディー」は、
少し高めの音域(ヘ音記号第五線のAbからスタート)で書かれていることから
今までにも様々な解釈・演奏がされ、それと同じ数の熊が誕生してきたのですが、
私が聴いた中で、また、録音として残っている物の中では、最強にパワフルだと思う
熊を見つけてきましたので、こちらに紹介させていただきます。
(演奏はシカゴ交響楽団。チューバは恐らく、ポコーニさん)
冒頭の熊の画像、もしくはその下のリンクを選択頂くと、ちょうど
「熊を連れた農夫」あたりから再生されるように設定したつもりなのですが
もし上手く該当の場所から再生されなかったらごめんなさい…
(25分17秒のチューバソロから始まる予定です)
ちなみにチューバを演奏されているシカゴ響の名手
ポコーニさんのリンクは、こちら。
Chicago Symphony Orchestra – Gene Pokorny
なお、別の記事で改めて紹介しようと思うのですが、この演奏は
途中の「ムーア人の部屋」の難しいトランペット・ソロも抜群の素晴らしさです。
興味のある方は、そちらも是非お聞きください!(17分29秒ころです)
追記)
・・・ポコーニさんには悪いのですが、このラッパ(ライブ録音)は希代の名演だと思います。
ハーセスさんの時代も良いけれど、今のトランペット・セクションも素晴らしい!
関連記事
-
-
「ひまわりの約束」をチューバで演奏してみた。
先日になりますが、YouTubeとニコニコ動画に 「ひまわりの約束 …
-
-
エンパイア・ブラス
エンパイア・ブラスの創設者でトランペット奏者のロルフ・スメドヴィグさんが 先週の …
-
-
チューバで「スーパーマリオブラザーズ」を演奏してみた。
チューバで「スーパーマリオブラザーズ」を演奏してみた。 先日になりますが、 「チ …
-
-
Spanish Brassの魅力
先日、実力派の金管五重奏団 Spanish Brass Luur …
-
-
吹奏楽 渡された楽譜(曲)をどうやって練習するか
この記事(曲の練習の仕方)を書こうと思った、そもそものきっかけは 「響け!ユーフ …
-
-
タンギングが上手くいかない場合(練習法と譜例)
タンギングが上手く出来ないのは、 本当に「タンギング」が原因なのか… …
-
-
ちょっと懐かしいチューバなCD紹介:The Virtuoso Tuba (Michael Lind)
The Virtuoso Tuba / Michael Lind 画像のリンク …
-
-
ロングトーン(併せてブレスとチューバを吹く時のポイント)楽譜付き 後編:吹く時のポイントとまとめ
さて、前回はロングトーンの話と併せて、ブレスについて触れましたが、 今回は、「チ …
-
-
ロングトーン(併せてブレスとチューバを吹く時のポイント)楽譜付き 中編:ブレス
前回は、以下の譜例と共に、ロングトーンを練習する時に気を付ける事を 何点かあげて …
-
-
ポコーニさん 師匠のトミー・ジョンソンさんについて語る
シカゴ交響楽団のチューバ奏者、ポコーニさんが 映画「ジョーズ」のテーマ音楽を演奏 …

